アラサー女が人生をばくちに賭けるとこうなった

人生をばくちに賭ける想いでデンマークへ旅立った三十路目前女子の赤裸々ポジティブダイアリー

■パリとうんことパンツ

さて、無事に新年を迎えた私はスロバキアを立ちパリへやってきた。

流石パリ。

表参道をさらにお洒落にしたような道で、お洒落な人たちがお洒落なお店でお洒落にワインを飲んでいる。

 

お洒落になれない私は大量の洗濯物を担ぎコインランドリーへ。

流石パリ。ただのコインランドリーでさえもお洒落にみえる。

隣で新聞を読みながら洗濯機が止まるのを待っているただのおじさんでさえお洒落感を漂わせている。

どうにかお洒落に見えないかと片手にスタバを持ってみても、私はちんちくりんのアジア人のままだった。

 

なかなか減らないスタバのココアをすすっていると一人のパリジャンがやってきた。

 

f:id:dotetintin:20180205002351p:plain

パリの街はお洒落だが、

口を開けて見とれて歩いているとうっかり踏んでしまうほど

そこらじゅうに脱糞されている。

 

洗濯機を過信しているのかな・・?

 

日本の滅菌文化に染まった私には彼の行動がまったく理解できなかった。

ここで洗濯をしてしまったことに対し、激しい後悔が襲ってきたので

意識をうんこから遠ざけることに集中した。

(後ほどパリに住む友人から聞いたのだが、洗濯機で靴を洗うのは日常の光景らしい。) 

 

乾燥機が止まる頃にはココアが冷めきっていた。

 

f:id:dotetintin:20180205012707p:plain

f:id:dotetintin:20180205012524p:plain

 

f:id:dotetintin:20180205012908p:plain

 

”メルシー”とも言い難いこの状況。

なんとも気まずい空気が流れた。

おじさんがぼそぼそっとなにか言ったが、フランス語なので理解できない。

日本人の私は「あ、すみません・・」と言いたい気持ちでいっぱいだったのに、なぜか

 

「It's ok」

 

と言ってしまった。

 

一体なにが「OK」なのか・・私もおじさんもわからないままコインランドリーをあとにした。