●ベルリンに浮気する その1
前回のブログでチラリとお伝えしたが、現在私はベルリンにいる。
通常運行でさえも「まあ、なんとかなる」と思って生きてきた私だったが
Kunsthøjskolen i Holbækでのデンマーク人との共同生活が
私の「なんとかなるっしょ」精神に更に拍車をかけていた。
それでも学校から追い出される1ヶ月前に少しずつ危機感を持ち始め・・
選択肢を以下の2つに絞った。
①デンマークのアニメーション学校へ行く
②ベルリンでワーキングホリデーをする
ここでいきなりベルリンが選択肢に浮上。
実はこの頃、学校の修学旅行でベルリンへ行き、その物価の安さと娯楽の多さ、更にはケバブの美味しさに魅了されて帰ってきたばかりだったのだ。
北欧ライフに憧れてやってきたのに、ドイツへの引っ越しを考えるという本末転倒ぶり。
どちらか縁のあるほうに進むだろう、と同時進行で準備を進めることに。
万が一どちらとも縁がなく住む家がなくなったとしても安宿に泊まって考えればいいや、と呑気に考えていた。
アニメーション学校への出願準備をしつつ、片手間にベルリンでの家探しを始めた。
「海外での家探しはすごく大変」という噂だけは聞いたことがあっても、初心者の私は何をどうしたらいいのかさっぱり。
すぐさまGoogle先生の力を借り、既に茨の道を歩んで来た先人達のブログで情報を集め実行に移した。
しかし家探しの方法は限られており、
MixB(海外に住む日本人専用の掲示板)に書き込んだり連絡をしてみたり、
Face bookの家探しグループに入って投稿をチェックしたり書き込んだり、そして放置するという忍耐が試されそうなものだった。
「これで見つかったら奇跡だな・・」
と半信半疑だったが、1週間も経たないうちに1通のメールが・・・
こんなに早く連絡が来るとは思ってもみなかった。
一人暮らしをしているドイツ人の大家さん(推定60代・女性)がマンションの一室を貸しているらしく、
連絡をくれたのはそのお部屋に住んでいる日本人の方だった。
しかも名前が一文字違い!??
私の名前が
◯◯◯ ◯◯
とすると、
メールをくれた方のお名前が
◯◯◯ ◯◯◆
という訳だ。
嘘だろう!!???
よくある苗字だけど、、こんな偶然あるのか・・・
実は詐欺なんじゃなかろうか・・・
現在ベルリンでは家探しが困難で詐欺が多発しているという情報をネットで見たばかりだったので、
大変失礼ながらも心底疑っていた。
それくらい好物件だったのだ。
しかし私の心配は全く無用でそのお家は実際に存在し、
連絡をくれた方も大家さんも心優しい良い人達だった。
そのあともトントン拍子に事が進むことになる。
※実際に詐欺被害が多発しているので海外物件探しはご注意ください!
私は、家の存在を自分の目で確かめ大家さんに会うまではずっと疑っていましたがそれくらいのほうが安全です!
お金の支払いは最終段階です。
ただ、露骨に態度に出してしまうと大変失礼ですのでご注意ください。