■スロバキアで洗礼を受ける
その後、乗り継ぎ先のドバイ空港を汗だくになりながら駆け巡り、
クリスマスのせいかガラ空きの機内で、機内食を配膳してもらえないというフルシカトを受け、
苦難の空旅を終えた私は、デンマークではなくスロバキアに降り立っていた。
またしてもクリスマスのせいで、
街には人の姿がなかった。
バスの中で遭遇するも…
人らしさはなかった。
27日頃になると街はやっと人の気配を取り戻していた。
そんな中、住宅街を歩いていると…
庭先にいた、まるでホグワーツで賢者の石を守ってるような番犬がガチ吠えしてきたのだ。
スロバキア人には歩道を歩くという概念がないらしい。
平穏な住宅街かと思っていたのに、それからは一歩一歩びくびくしながら歩くはめになった。